田舎は稲刈りが始まり忙しい日がやってきた、女中さんは実家の手伝いに帰ってしまった。今まで毎日女と横になって居た訳ではない、女も家の者に疑われるのを極力避けていた。それでチョットした隙に手を握り悩ましい小さな悪戯をするしか無かった。これからそれも出来ない女の居ない侘しい毎日が始まるのかと思うと、悲しくなって仕舞うのだった。家にいてはつまらない、悪童達との遊びには暫らく遠ざかっていた、裏庭の藪の向こう側に悪童ではないおとなしい一つ年下の友達が居た、その姉さんは奇麗な人だった。二人居た上の姉さんは嫁に行っていたが、婿さんに赤紙が来て戦地にいったそうだ。まだ子供も出来ていなかったので、実家に帰って彼の帰りを待っているという事であった。其の家に馬が居た大きな馬だった、馬小屋の横は藁を積みあげた大きな倉庫だった。その積み上げた藁束の間に子供が入れる隙間があった。其の隙間に友達と入って二人で黙って座って居るのが何となく楽しかった。上の姉さんがおやつと言ってお菓子等もって来たりした。そんな時僕に微笑み掛ける目がとても眩しかった。今日も藁小屋で遊ぼうと訪ねて行った、弟と妹は従兄弟と魚釣りに行った、暫らくしたら帰ってくる待っていたらと言った。外は風が強いから中に入れと言う、彼女は二階の部屋で縫い物をしていた。階段の上から僕に上がって来いと言った。お母さん
が下の居間にいた居た、アラ上がったらいいじゃないと言って進めてくれた。僕は何だか悪い様な気がしたが、恐る恐る階段を上って彼女の部屋に入った。彼女は戸を閉めゆっくりしたらと僕の手をとって座布団に座らせた。じっと座っていると足に痺れか来た、其れを訴えるとそれでは横になったらと言って寝かして呉れた。アラ枕が要るわねと言って辺りを見ていたが、何も無いわ此処に頭を置いて寝ろと言って膝枕をさせた。何だか奇妙だった、まさかと思ったが悪戯盛りの子供のする事だと許して呉れると勝手に思った。勇気を出して崩れた膝の隙間にそっと手を入れた、彼女は何とも言わなかった。もっと入れようとしたら膝が開いて奥に届いた。もう興奮してどうして良いか解らなく成ってしまった。彼女は横になって僕を抱きしめた。もう彼女のするままにした。
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