2011年1月11日火曜日
悲惨な家庭ー15
私の先生が去ったあと悶々として学校に行くのが辛かった。大人達が良く話す失恋とはこんな心に成る事だと、幼い私の心にも恋の傷跡をのこした。しかし考え直す事もあった。先生にした行為がいやに厭らしく感じだした、今頃先生は僕を軽蔑しているに違いないきっと嫌いになっているだろう。そう思うと自分が汚らわしい醜い人間に見えて堪らなく恥ずかしかった。然し生まれた時からこんな人間ではなかった筈だ。この女好きの男になった発端が小学一年生の夏休みにあった。母の実家に遊びに行ったある晩の事である。田舎の事とて映画館など無い、其の日は祭りの前祝に神社の境内で映画会があった。はっきり覚えてないが少女と青年との恋物語だった。始まったのが暗くなってから、終わった時はもう真夜中であった。眠くなり境内に敷き詰めていた莚の上でうつらうつらとしていた。ハット目を開くと家の店に働いている事務員さんであった。終わったよ帰ろうと言って僕を起こしていた。眠くて仕方が無いと言ったら、おんぶしてあげるから肩に両手を掛けろと言う。甘えて其の儘おんぶされ帰りに付いた。途中ずれ落ちそうになるのを上の方にしゃくり上げる、其の度僕の手が彼女の胸の辺りをさわる、なんとも心地よい感触だった。其の内彼女の浴衣の胸が開けしゃくり上げた時手が滑る込んだ、しまったと思ったが事務員さんは知らん顔をしていた。僕の小さい局部はカチカチに成っていた、事務員さんの指がそれに絡まっていた。彼女は時々しゃがみこんでなるべくゆっくりと歩き皆と距離をはずしていた。僕は此れがいつまでも続けばいいと思った。やっと家に着いた。恥ずかしくなって走って従兄弟の部屋え行って寝た。あくる朝事務員さんは来ていた、僕が事務所に入ろうとしたら此処は子供の来るところではないと言って追い払われた。毎日入ろうとするとまた追い払われた。
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