2011年2月15日火曜日
混乱した青春ー4
中学に入って始めての夏休み。久しぶり集落の悪童連中にいい顔をしたくなって、何時も集まる場所に行った。大勢の連中が集まっている時刻なのに、向こう山の女好きの少年が一人ボッチで寂しそうにしていた。僕を見て手を振り喜んできた。お前一人どうしたのかと聞くと、皆来たけどため池に行った。俺は泳ぎは余り好きではない、誰か来ないかと待っていたら都合よくも、女好きのお前がやって来たのだ。此れからお宮の前の卵屋の娘、可愛い子を連れて来るからお前も一緒に遊ばないかと言う。女と一緒にどんな遊びをするのか興味しんしんで、それはよかろう連れて来いと言った。暫らくして連れてきたのが何と何時も見かける三才ぐらいの幼子である。吃驚してお前この幼子に悪戯をするのかと詰問したら、何、だいじょうぶだこの子も喜ぶんだと言う。それじゃお前だけで遊べば良いと言って立ち去ろうとすると、待ってくれ俺とこの子だけになると皆が怪しむ。お前も居れば子供達が仲良く遊んで居るとしか思わない。傍に居たくなかったら離れていてもいい其の付近でウロウロしていたらいいんだと言う。僕もマンザラ興味が無い訳ではでない胸をぞくぞくさせながらお宮の境内に入いった、彼も女の子を抱え込んで入ってきた。この氏子神社は日頃は誰も居ない、結構の遊び場所である。前に広い境内があり裏の方にはご神体を御祭りした社がある。其の奥は鎮守の森になっている。神体を飾る祠と本殿との間に通路を塀で仕切った小さな庭がある。彼は本殿を抜けこの小庭に幼児を抱き抱えて入った。直視するには何となく罪悪を感じ僕は本殿でウロウロしながら彼の様子を伺っていた。彼は女の子を抱きながら肌の感じを探っているのだろう。暫らくもじもじして居たが、興奮しきったのか自慰まで始めた。僕も稀に見る異様な光景にぞくぞくした興奮状態になってしまった。然し僕よりも彼の方が余程増せていたのだ。女の子を膝に抱きしめ盛んに揺さぶっていた。暫らくしてそこで何が起こったのか彼は女の子を抱きしめた儘バッタリと横に倒れた。吃驚して女の児に怪我でもあったら大変だと、走りより抱き上げようとしたら、彼はニット白い歯を見せ僕の顔を見て女の児を抱き上げた、そして僕に渡そうとした。その時僕にも何とも知れない変な気持ちが持ち上がっていた。其の児を受け取ろうとした所、女の児は僕の方に来るのを嫌がる素振りをした。その反応で僕はハットして目が醒め手を引込め受け取るのを断った。もしその時あの児を受け取っていたらどんな事に成っていたか、淫らな悪魔の誘いに惑わされ、とんでもない事を起したであろうと、後になって冷や汗をかく思いをしたのである。
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