セーラペラーダの区域は本来ドウセゼウ会社が持つ鉱区権内である。日本の日鉄が投資経営しているカラジャス鉱山と同区域内である。ガリンペイロが発見したと言え、元々は自分たちの権利がある土地黙ってみているわけにはいかない。後ほどの事件に色々と関係してくきたのであった。然し此の会社は政府も合弁である。下手に取り上げる為の工作など仕様ものなら、反政府混みの暴動に発展しかねない。そこで政府はガリンペイロ達の味方をよそおって、治安や衛生を口実に管理部隊を派遣した。保険所を建て警察署を置き管理事務所を置いた、ガリンペイロ達も他の鉱区の様な無法地帯と違い安心して、働けるので前にも増してガリンペイロが集まり、1年足らずで食料補給や衛生面治安、色んなことに支障をきたす様になった。政府はこれ以上の入山者をとめる為入り口に検問所を設けた。何キロにも鉄条網を設置した。私が入山した時は既に検問所が設置されていた。それを突破するのに日本人と言う利点、先輩たちが培った勤勉と信用を大いに利用させてもらい、いかに自分がガリンペイロ達に貢献できるか、先輩たちには申し訳ないが詭弁を使い、監督官を納得させて入山したものである。
0 件のコメント:
コメントを投稿