2010年11月15日月曜日

ガリンペイロ体験記3

私が体験したセーラペラーダ金鉱は1988年かと思うが、此処の農場で働いていた農夫が偶然に発見したものである。一旦金鉱が見つかったと言えば忽ちガリンペイロがおしよせる。ある程度の期間は秘密にして置きたかったのだろうが、発見したもののその採取法が解らない。近くの町、近くと言っても160キロ離れたマラバ市に行って、採取方法を知っているガリンペイロを探しているうちに噂は忽ちに広がり、何万人と言うガリンペイロが集まった。噂どうりザクザクと金塊や砂金が出た。一番大きい金塊は60キロを越したと言う、世界でも一番大きいといわれている。現場から500キロぐらい離れたアルタミーラ市に住んでいた日系のササノさんは、いち早く現場に駆けつけ800キロちかい金を取り上げたと言う。現在の価格で1キログラム5万ドル(400万円)概算で32億円である。一躍成金王様皆の羨望の一人になった。他に500キロ200キロと取り上げた数人のひとを聞いている。私もその内の一人になりたいと、飛び込んだのが1989年のなかばであった。

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